2013-07-15 Mon
7月13日(土)記録的な暑さが続く中、今年度第2回目の授業が行われました。第2回目の授業内容は、①前回に引き続きバングラデシュや交流相手を知ってもらう、
②バングラのお友達に渡すプロフィールシートを作成する、です。
まず、一時間目。
振り返りシートを使いながら前回のおさらいです。
ベンガル語の挨拶を声に出すなどして復習をしました。

次は、バングラのことについてより理解を深めてもらうため、映像を見ました。
首都ダッカから、交流先の学校があるチッタゴンまでの道のりを、電車で辿った映像です。

映像に合わせて熱く解説。
ダッカからチッタゴンまでは電車で約7時間ほど。
電車はよく揺れ、とても混雑しています。
そんな車内ではチャイ(南アジアでよく飲まれるシナモン・ジンジャーなどの
スパイスが入った甘いミルクティー)の販売もあります。
映像を通して、視覚と聴覚でバングラを味わった後は、味覚と嗅覚でバングラの文化を体験。
チャイの試飲タイムです。
バングラにはチャイの屋台がたくさんあり、現地の人は甘いチャイでほっと一息つきます。
日本でもインド料理やカフェでよく販売されているチャイですが、ほとんどの子どもたちがチャイ初体験。
「甘すぎる」「変なにおいがする」「おいしい」「おいしくない」色々な意見が挙がりました。
三時間目、プロフィールシートの作成です。
実際に会うことが難しい日本とチッタゴンの子供たち。
プロフィールシートで自分を知ってもらうことが、お友達になるための一歩となります。
好きな科目・色、自分の宝物や将来の夢など、思いのままに書いていきます。
また、ベンガル語の資料を配布。

ベンガル語のあいうえお表とものさし単語帳。うーん、難しい文字。
実際にベンガル文字で自分の名前を書いてもらい、触覚でもバングラの文化に触れます。
見たこともない難しい文字を、みんな資料を凝視しながら一生懸命書き写していました。

ここで作成したプロフィールシートは後ほど作ってもらうプレゼントと一緒に、
SSPメンバーによってチッタゴンのお友達に届けられます。
次回の授業では、そのプレゼントの作成を予定しています。
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バングラのことをよく知ってもらいたい!と思うが故に多くの情報をインプットしたくなる。
でも限られた時間の中では、伝えられる情報も、子供たちが覚えられる情報も限られいて。
子供たちにどれだけ伝わっているのか、授業の度に不安になる。
今回配布した振り返りシートの裏面は、メモ帳として自由に使用してもらいました。

ちょっと、拝見。
そう、子供たち映像もSSPの説明も聞いている、理解してくれている。
もちろん全部伝わっているわけではない、興味がない子だっている。
それでも、気づいたことや不思議に思ったことなんかをメモ帳に書いてくれている子たちもいっぱいいて。
そういう子どもたちの純粋さにハッとさせられる。
もっとがんばろ。
さてさて、来週から小学生のみんなは長い長い夏休みが始まるようです。
特に夏休みの予定なんかなくたって、なんだか毎年ワクワクしてたな、あの頃。
うらやましい気持ちは置いておいて、次回の授業は9月、元気なみんなに会えるのが今から楽しみ。
みんなにとって楽しい夏休みななりますように。
なす@余ったチャイ片手に
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